石は過去と未来をつなぐ
2016年09月20日 15:51
埼玉県所沢市の狭山湖畔霊園にできた礼拝堂は、墓地としては珍しいGood Design に選ばれております。
設計をした建築家の中村拓志氏曰く、
「価値観が多様化し、いろいろな考え方が生まれ、
それを否定するものではありませんが、やはり僕は、お墓は長く残るものであるべきと考えています。
いまは経済の分野にしても、社会全体が短視眼的になっているといいますか、
ほんの数年先のことしか見ていないように感じます。そうではなく、お墓は五十年、百年、三百年と
もっと長い将来を見通して、その価値を保持し続け、記憶を宿し続けるものであるべきです。
そして、その象徴として、石がとても大きな役割を担っていると思います。」
と、専門誌に記されておりました。
石材店の現場でお客様の声を直に聞く立場としても、
お墓じまい(お墓を解体処分してご遺骨を改葬する)をする人から
たびたび、短視眼的な考えを感じることがあります。
とても重要なことがわかりやすく書かれていたので、このブログでご紹介させて頂きました。
当社は、自治体管理のお墓に対しても、お墓の管理サービスを目下充実させつつあります。
すぐにお墓じまいという決断をせず、少し家族と世の中の動向を時を通して
じっくりと考えてからでも、遅くはないお客様もいるように思います。