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奇跡の集落

2016年03月10日 09:34
今朝の日経新聞の1ページ目に、当社も加盟している一般社団法人全国優良石材店の会(全優石)津波記憶石プロジェクトで岩手県大船渡市吉浜地区の石碑に刻んだ文字が掲載されてました。

歴史は警告する日経新聞2016年3月1日


その石碑から読み取る地域の思いはこちら、奇跡の集落吉浜(現地石碑QRコードより読み取り可能です。)

もうすぐ、日本の歴史を揺るがし続けている東日本大震災から5年ですね。
日経新聞に過去の大津波の教訓を刻んだ石碑が写真で掲載されていたので
何度か現地に足を運んだ時に感じたことを書きます。

意外に過去の大震災の教訓の石碑は、相当数建っていました。
がしかし、人は忘れるようにできているもの

かなり大きな津波の教訓が刻まれた石碑も、本来建立された場所からは
すでに移動されているものがいくつかありました。

全優石津波記憶石プロジェクトで、津波記憶石の建立にあたって、まず問題になるのは設置場所。
かなり検討されます。当然その場所に立地する意味もあります。

津波の到達点に建立されている石碑もあります。
しかし、石碑は息の長いものです。震災から復興する過程で、
最初に建立に関わった人たちが、いなくなると建立に際しての苦労が伝わりません。
そして利便性などの理由から、過去の津波の石碑も移動されていたものがあるのでしょう。

今、全優石が支援させて頂いている津波記憶石も、津波の到達点に建立したものもあります。
後世もずっと同じ場所に存在し続ける事を願います。

さて、利便性最優先、経済至上の現代は、膨大な情報に満ち溢れております。

今、墓石のあり方も「墓じまい」という言葉が、昨年よりマスコミに数多く登場しております。この一見優しそうな「墓じまい」という言葉で、ファミリーヒストリーがつまったお墓がかつてない勢いで解体撤去されております。

それは、当社にとって仕事なので、ありがたいことではありますが、ひょっとしたら、日本民俗の永い歴史の中で、非常に特殊な事が(間違いが)もし起こっているとしたら・・・と思うと、お客様の将来にとって良き事ではないことを当社がお手伝いしてしまうのではと危惧しております。

現代日本人の特徴として、マスコミの情報を自分も含めて鵜呑みにしがちな国民が多いかと思います。

わかりやすい事例は、韓国・中国との、島の領土問題がでると、それまで韓国や中国(上海)に行っていた日本人観光客が、領土問題以来、激減していると聞きます。
しかし、韓国人や中国人の来日観光客が、が激減したとは聞きません。(むしろ増えている)

この事例は、個々人の取り方もありますが、日本人の特徴を良く表している事例です。

旅行ならまだしも、これと同様のことが、家族の問題にも起こっているという事です。
若いうちは、元気なので一人でも生きられますが、人は年齢を増すごとに、ご先祖様の事が気になったり
家族の事が気になるものです。家族とは、目に見える人だけではないのです。

お墓に眠っている人も家族なんです。

マスコミが面白おかしくとらえる事象に左右されて、やってはいけない墓じまいをしてもいいのだろうかと
後で後悔される人が増えるよりも、日本の民俗とは、これまでどのようにお墓と向き合っていたのか?を考察しようではないか(・・?!と当社として考えまして、来る4月2日に「目からウロコのお墓の話」と題して民俗学から考察するお墓の未来をお話してもらいます。

齋藤弘美氏(NPOサハリン協会会長・ゆうえんLLC代表・日本大学文理学部社会学科非常勤講師)を講師として招いて講演会を開催いたします。

齋藤弘美さんは、元FM東京のアナウンサーでもあり、他界された筑紫哲也さんの番組のアシスタントも務めていたこともあり、民俗学をわかりやすく、楽しくお話をしてくれます。

これからお墓をお考えの方、両家墓や親族墓に改修したい方、お墓じまいってどうなの?とお考えの方は必聞です。

目からウロコのお墓の話チラシアウトラインA4





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